運転者という本との出会いは大きいと思う。
こんにちは、粒です。
今日は、どうしても紹介したい本に出会ってしまったので、それをお話ししたいと思います。
といっても、2019年に出版されていますし、私が持っている本のオビには
累計80万部 と既に書かれていますので、100万人、いやもっと大勢の方がすでにお読みになっている本なんだと思います。
もともと活字中毒で読書量は多い方なのですが、せっせと図書館に通う派(-_-;)のため新刊や人気本に疎く、この本の存在を全く知りませんでした。
知ったきっかけは、YouTubeの本の要約チャンネルが急におすすめに上がってきて、そのチャンネルのデザインが素敵でなんとなく見てみただけだったのですが。
不思議な話で、結末が知りたくなったのと、そのチャンネルのコメント欄に
「読むたびに号泣してしまいます。」的なコメントがいくつかあって、
私も泣きたーい
という欲求が押し寄せてきました。
本を読んだり映画を見たりして、ほろりと泣いてしまうことはまあまあよくありますが、号泣となると・・・この年になるとなかなかハードルが高い。
どこか、『これってフィクションですよね。』と、冷静に見ている自分が出てくるし、『実際の人生に起こってることの方がつよいんだよなー。』などと思ったりするので、涙もほどほどで止まります。
あ、昨年 鬼滅の刃 を読んだときは、泣きすぎてオットと娘にドン引きされたんだった。そうだった。
泣きたい欲求とどうにもとまらない衝動に襲われた私は、図書館派 などと悠長なことも考えていられず、速攻でネットでぽちり。翌日にはこの本が手元に。
200ページちょっとで文字も多くなく、あっという間に読み終えました。
号泣はできなかったけれども
結論から申し上げますと、号泣どころかぽろぽろもなく、じんわり涙腺が緩んだという程度でした。
それに、半分近く読み終えた時点で、きっとこうなんだろうな。と結末が大体わかってしまった。そして、大体予想通りの着地点を迎えて終わりました。
これは、私だけではきっとないんだろうと思います。
そして、それはどうでもよいことなんだと思います。
そんなことをどうでもいいと感じさせてしまうほど、この本の中に心をつかまれるような、自分の今を深く考えさせられるような、これからの心のよりどころにしたくなるような言葉や文章が詰まっていると思うからです。
読む人の年代や状況によっても、一番心に残った文章が全然違ってくるのではないでしょうか。
誰かと答え合わせをしてみたい。きっと、お互い一番好きな部分、一番気づきがあった部分なんかが全然違って、「え?そこ??へぇ、なるほどー。」なんて感じになること間違いない。そんな時間も楽しいだろうな。
作者の喜多川泰さんは、1970年生まれということで私と同じ年なのですが、どうやって生きてくるとこんなに深い、強い、思い、優しい言葉や考え方を持つことができるのでしょうか。と、あこがれもし、嫉妬もし、尊敬もし、そして感謝の気持ちも。
私は文章の要約が得意ではありませんし、ネタバレもつまらないので、内容については書きませんが、これを読んで少しでも興味をもって、この本に出会う方が一人でも増えたらいいな。と思います。
特に、今みたいなちょっと世の中が重い毎日に、心のよりどころになる言葉に出会えることは幸せなことだと思うので。
一人一人がいつもよりちょっと上機嫌になったら、笑顔や幸せがじわじわじわって周りを巻き込んで増えていくと思う。
私も、今日も明日もこれからも上機嫌でいよう。
最後までお読みいただきありがとうございました。